2021-2022年度 国際ロータリーテーマ


2021-22年度国際ロータリー会長
シェカール メータ

奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために

本年度の国際協議会は、新型コロナウイルス流行のためバーチャルで開催されました。2021-22年度メータRI会長は、国際協議会の初日2月1日、次期地区ガバナーに向けて会長テーマの発表とスピーチがありました。要約を掲載させていただきます。

インドや近隣諸国でいくつもの大きな奉仕プロジェクトに参加し実践したシュメール・メータRI会長エレクトは、ロータリーの原点である「超我の奉仕」というロータリーの標語に大きな感銘を受けました。奉仕に目覚めたことで「その瞬間、私は単なるロータリークラブ会員から、ロータリアンになった。ロータリーが私の心に火をつけました。」と自身の経験を話されました。そして、アルバート・アインシュタインの、「誰かのために生きてこそ、人生には価値がある」の言葉を引用し、「奉仕することで誰かの人生を豊かにすることは、自分の人生の最高の生き方である」と力説しました。「私たちは、自分よりも先に人のことを考える心構えがあるでしょうか。ロータリアンである私たちにとって大切なのは、それだけです」と訴えかけました。私も共感し、とても感動を覚えました。
そして、今年度のテーマ「奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために」が発表されました。
ほかの人のために生き、世話をし、奉仕することで誰かの人生を豊かにすることは、自分の人生の最高の生き方です。奉仕は、誰かの人生だけでなく、自分の人生も豊かにします。ポリオ根絶活動、新型コロナウイルスとの闘い、大きなインパクトをもたらすプロジェクトへの取り組み、これらに意欲を駆り立て立ち向かうのは、皆さんがロータリアンだからです、と述べました。

奉仕プロジェクトをインパクトあるものにするために私たちは、「もっと行動し、もっと成長する」必要があるとしています。「行動」は奉仕プロジェクトを、「成長」は会員基盤の拡大を意味します。
その奉仕活動をよりインパクトのあるものとするために、過去 17 年間、120 万と変わらない国際ロータリーの会員数を 130 万人にすること、「each one, bring one」という考え方での会員増強を訴えています。そして、公共イメージの向上に伴って会員増強されるという考えで「ロータリー奉仕デー」の実施を全地区とロータリークラブに求めています。

また、奉仕イニシアチブに取りかかるにあたり、次年度の焦点は「女子のエンパワメント」とします。ロータリーの中核的価値観、DEI(多様性、公平さ、開放性)の「多様性」を踏まえ、不利な立場に置かれることが多い女子へのエンパワメントに取り組むことが重要とし、特に「女子」に焦点を当てることが示されました。
変革者の皆さん、準備は整っていますか?大きなチャレンジに立ち向かう準備ができていますか? 奉仕する準備ができていますか? みんなの人生を豊かにする準備ができていますか? 私は準備ができています。皆さんも同じでしょう。ともに奉仕し、みんなの人生を豊かにしていこうではありませんか。