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2019-2020年度 会長挨拶

本年度の運営方針

テーマ 「共生 ~地域に根差した社会奉仕~」

2019~2020 年度 行田ロータリークラブ
会長 小椋 剛

会長挨拶

ロータリーの基礎を確立した3賢の一人、アーサー・フレデリック・シェルドンは、仲間の利益ばかり考えている会ではなく、広く社会的に有用な団体となるべく立派な旗印が必要であると考えました。

20世紀初頭のシカゴにおいて、商業道徳が退廃し、企業が破産倒産相次ぐ中にもなお、商売繁盛を続ける商家のあるのに気づき、その秘密は相手の身になって励むことと見つけて「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」(One Profits Most Who Serves Best)の標語を掲げました。
この相手の身になっての言動すなわち「奉仕の理想」は単に職業の成功ばかりでなく、よりよい社会をつくるのに大切な信条であると考えます。
職業の場ばかりでなく、家庭生活においても、一般の社会生活においても、あらゆる生活の場にこの「奉仕の理想」を持って行動することが我々ロータリーアンに与えられた使命ではないでしょうか。
国際ロータリー2019~2020年度のRI会長「マーク・ダニエル・マローニー」氏は、本年度のテーマとして「ロータリーは世界をつなぐ」(ROTARY CONNECTS THE WORLD)を提示されました。

また、国際ロータリー第2570地区ガバナー「鈴木秀憲」氏は、地区スローガンとして「つなげる:未来へつなぐ」を掲げられました。
ロータリークラブを通じて、地域のどこに奉仕の必要が存在するか、これに奉仕するにはどんな手順を踏むべきか、自分はどの方面に奉仕が出来るかを学び、地域社会との「つながり」を持つことが本年度のテーマに結びつくと考えます。

私は、本年度行田ロータリークラブのテーマを「共生」とさせて頂きました。
二つの重点事業を考えております。

一つは、防災です。
地域社会の一員として、私が今一番憂慮していることがあります。
それは、災害についてです。
近年、地震や水害などの自然災害が多発しています。
日本に暮らす以上、決して他人事では済まされないこうした災害に対し、個人として、あるいは社会としてどのように備えればいいのでしょうか。
また、実際に起こってしまった際にはどのような支援が必要なのでしょうか。
ロータリークラブとして何が出来るかを考え、行田市自治会連合会の皆様と共に防災について取り組み、地域防災の一助になることを具体的に提案出来たらと考えています。

二つ目は、「埼玉浮き城プロバスクラブ」と世代間交流を企画し実行いたします。
都市への人口集中により地方の過疎化が進み、能率や効率が優先される昨今の生活の中で、家族や地域のあり方が大きく変化しています。
核家族化や少子高齢化の進展に伴って家族関係が変化し、地域社会の連帯感の希薄化が危惧されています。
地域社会の活性化のために、お互いに助け合い、支え合う伝統的な自助・共助による地域社会の連帯感を高めていく必要があると思います。

本年度、「奉仕の理想」を念頭に、地域に根差した奉仕活動に取り組みたいと思いますので、会員皆様のご理解とご協力を心よりお願いいたします。